Idealist


今デザインのコースを一個取ってるんですが、
「いい事いってるなぁ〜!」と思わされた先生の発言。

「あなた達は誰に頼まれたわけでもなく自分で選んでせっかく大学で勉強してるんだからお金のためだけじゃなくて、人のために自分を活かすのが幸せな生き方です。」


デザインのクラスなのに、なんて哲学的なことを教えるんだーー。
めちゃその辺にいそうなおばちゃんの先生なのに惚れた。。
(そういや関係ないけどその先生の名はNancy。私のはてなのHNもNancynancy。だからどうした。)

ほんと、同感。
お金のためだけじゃなくて、人のために自分の能力が活かされるのが多分一番の人の幸せなんだと思う。
Self Esteemってやつね。(自己尊重)


うちの親も全く同じ考えで昔から「人のためになることが一番の幸せだ」って聞かされてきたけど
昔は「ケッ、キレイ事いいやがって」と思ってたけど、最近になってほんとよくわかる。
人のためになって認められる、ってすごい事だと思う。
ただし別に人の言いなりになるわけじゃなくて自分が出来る事をして貢献する、っていう形であることが重要だけど。


なぜそういう話になったか、っていうとGoogleの会社のビデオをクラスで見たから。
Googleはここサンフランシスコ近くのシリコンバレーの有名大学Stanford大学出身のまだまだ若い実業家の2人が作った会社です。
なぜこんなにもGoogleが広まったか、っていうと余計な宣伝を作ったりして人を騙したりしようとすることなく、
単純に「人が使い易いように」と設計された、というのも大きな一因らしい。


このことにみんなが気が付ければどんなに幸せな世の中になることか。
これは理想主義者的考えかもしれないけど、絶対物質的にも精神的にも幸せな世の中になりそうな気がする。


アメリカの素晴らしい点はこういう哲学を普通の授業に織り込ませてることが多いところ。
保健体育のクラスでも精神的に健康になるために自尊心を上げる方法、とかいって具体的な例を教えてたりするし。
日本の道徳の授業とかよりよっぽど実質的でわかりやすい気がする。
日本に欠けてるのは哲学だと思う。自分のポリシーや、信じる道。
そういうのを探す、っていうのは生きる、ってことだと思う。

まぁアメリカってのは思いっきり資本主義の行き過ぎた国なわけで後進国やらを犠牲にしてるわけで
その哲学が本当に生きてるかはものすごく疑問なわけだけど。。。。


あともう一個その先生が言ってたこと。

「今の時代、環境問題は無視出来ない問題です。手間やお金がかかろうが、教育を受けたあなた達に問題に取りかかる責任があります。
そしてあなた達が他の人達を変えていくのです。」

そうだよなー。先進国が思いっきり環境を破壊してきたんだからそら責任持って後片付けせな、って話ですよ。
まぁ後片付けどころじゃないよ、って話だけど。
でも絶対環境問題を意識した社会作りしてかなヤバイっすよ、この先。
アイルランドはすごい。完全にビニール製の買物袋禁止らしい。

あとアメリカのリサイクル紙を一番買い取ってるのは中国らしい。
なんでも他の国が資源をとりまくって紙にするほど木がないらしい。
そら生態系もくずれるわ。。。

。。。。。まーつっても自分も何が出来てるか、って言ったらゴミの分別くらいだけど。