コカコーラとコロンビア
明々後日くらいからアトランタに旅行することになったんで色々調べてます。
んで、アトランタにはコカコーラ本社があってWorld of Coca-Colaっつー博物館があるんですよ。
で、コカコーラについて調べてたらやっぱり大企業だから出てくるわ、出てくるわ、コカコーラ社批判…
- 独占的な商売
- 不健康な商品の製造
- 人種差別的雇用
- 水道民営化
でビックリしたのが
- 労働組合員の暗殺
何事かと思って調べてみたらコロンビアにあるコカコーラ社の子会社の瓶詰め工場の
労働組合の指導者達を殺害、拷問、誘拐、脅迫してると告訴されたらしい。
そもそもコロンビアは労働組合員にとって世界で最も危険な国であり、過去15年間に4000人の組合活動家が殺害されてるらしく、
殺害のほとんどは右翼準軍組織AUC(コロンビア自衛軍連合)によるもので、AUCは労働組合組織者を反逆者とみなし、その人達を殺すのは「合法的」な標的とみなしているらしい。
世界中で殺害される労働組合活動家の5名に3名はコロンビア人とのこと。
つまりコロンビアでは労働組合員が迫害されてるから労働者の意見など取り扱われず
人権がかなり無視されててやっっっっすい賃金で働かされてる、って事。
企業の利益だけを目的に人の命まで奪ってしまうっていうひどい状態なのだそう。
しかももっとひどいのがコカコーラ社らしい。
コカコーラは会社自身がそうやって労働組合組織に圧力をかけようと仕組んでたらしい。
っつーわけでコロンビアの食品飲料労働者組合SINALTRAINALは
これ以上の暗殺を止めること、
コカコーラ社が自社製品に殺害された労働者のメモリアムを印刷すること、
犠牲者の家族に対する完全な補償を求めて
2001年、米国フロリダ地裁にコカコーラ社を提訴した、との事。
コカコーラは責任を否定しているけど裁判官は裁判を続けるのに十分な証拠があるといわれてるがまだ裁判は審理中…。
でもその事件以降組合のメンバーが殺害されたり脅されたり、と迫害は続いてるらしい。
しかも逆にコカコーラ社が組合を訴え返してるとの事で…。
そこでで行われてるのがコカコーラ社製品ボイコット運動。
コカコラーラ社の製品を買わないように訴える草の根的運動が行われてるみたいです。
そういえば汚い話ですみませんが私学校のトイレのドアに下のポスターが貼ってあるのを見た事ありました。
そういう由来だったのか〜。あの時は「大企業だから悪い事はしてるだろうな〜」と軽く考えてたけど
ここまで深刻な出来事だったとは…。
っていっても実際問題私はアトランタに行っても入場料払ってコカコーラの博物館に行くと思うし、
必要以上には飲まないけどこれからもコーラは飲むと思う。
しかも白状すると結構長い間ダイエットコーラにハマっていた。
冷たい考えかもしれないけど今私に出来るのはこういう事実を学んで将来どう活かせるかを考える事だと思う。
リアリスト過ぎるかなぁ。
う〜ん…。
しかし本当に大企業ってのは第三世界の国々で悪い事をやってるよね。
コカコーラだけじゃなくて探ればドンドン出てくること間違い無し。
やっぱり人って生まれながら悪の素質を持ってると思ってしまうし、制御は難しい。
でも絶対正義は勝って欲しい。